楽器に関する思い出

島村楽器のお題「楽器に関する思い出」

お題ってのに乗っかってみようかと。


楽器、か。
思い出はいろいろありますね。
ギターやらこないだ長女に買ったピアノとか。
今日はハーモニカについて書きます。



大学に入ってすぐ、高校の先輩からバンドやるからお前来い!と一方的な命令が来ました。
大好きなザ・スミスのカバーバンドってことでぼく自身ウキウキだったのですが。
ところが先輩たちと違ってぼくは楽器が弾けません。
仕方なくボーカルで、ってことで落ち着いたのですが。


ザ・スミス初期の曲、"Hand in globe"や”Still ill"にはハーモニカパートがあるんですよね。
イントロの間ヒマだからオレ弾きますわーって言ったものの。
ハーモニカ弾くなんて小学生以来ですし吹けるかどうかもわかんない。
それでも楽器屋に買いに行きました。


スミスのハーモニカ、簡単なのでさくっと覚えました。
自分で楽器弾くってのは楽しいので家でプープカやっていたところ、父親登場。
「ヘタクソ」
とかっていいながらぼくのハーモニカを取り上げるや、なんか曲を演奏し始めました。
それがまた上手かったんだなあ・・・。


もともとGEP家系は音楽や絵画の面でその才能を発揮する人間が多いのですが、
見事にぼくと姉はそれからあぶれておりました。
父親は絵がうまいってことは知ってましたがまさか楽器も弾けるとは・・・。
結構ショックでしたねえ。
おれ、なんにもできねえじゃんって。


学園祭でのライブのあと、結局ハーモニカを吹くことはありませんでした。
練習すれば或いは、父親のようになれるかもって思ってはいたのですが。
ホラ、反抗期みたいなもんですしねえ。


でも下手でもテキトーにプープカハーモニカ引いてると楽しかったな。
その楽しさが大事なのであって、テクはそのあとでもいいって自分に言い聞かせてなにか始めますかね。